鯛あらと大根の煮付けは美味しいのですが、味がしみ込むのに時間が掛かります。切り干し大根を使って時間を節約するレシピです。このレシピの生い立ち義母の鯛あら大根が天下一品で、妻がそれを受け継いで作ってくれるのですが、一晩置いて大根にしっかりと味が入るまで食べさせてくれません。何とかその日のうちに食べられないかと、切り干し大根を使ってみました。豪華さには欠けますが時短できました。
- 鯛あら(頭の半割り2つを含む) 1パック
- 切り干し大根 30g
- 生姜の千切り 1かけ分(約15g)
- 料理酒・醤油 各大さじ1
- 砂糖 小さじ2
- 昆布だし汁 300c.c.
- 分葱などの彩り 少々
作り方
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1
主な具材です。たったこんだけ。薬缶などでお湯をたっぷり目に沸かします。
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2
切り干し大根は熱湯でさっと戻して軽く水気を切っておきます。
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3
鯛あらの頭を裏返すと血合いなどがたっぷり残っているのが分ります。
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4
先ず、残っている鱗を丁寧に掻き出します。頬や顎の下にもあります。
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5
裏を返して血合いやエラの一部などを総て落とします。
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6
中骨の穴も竹串と流水を利用して血を押し出します。
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7
きれいになったら笊に皮目を下にして熱湯をまわし掛けます。
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8
だし汁と調味料を入れた鍋に、切り干し大根を入れ、千切り生姜の半量を散らして鯛あらを乗せます。
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9
一気に沸騰させて灰汁が出ればすくい取って、落し蓋をして中火で10分ほど煮て1時間程置きます。
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10
皿に盛って残りの千切り生姜と分葱を散らして出来上がり。
コツ・ポイント大切なのは手順4~7の下処理の工程です。出来るだけ丁寧に行ってください。手順7で熱湯をまわし掛けているのでそれほど灰汁は浮かないと思いますが、これもしっかり除去してください。