都元家に伝わる、ホールスパイスから作る本格カレー。
このレシピの生い立ち
実家で、年に1〜2度作ってくれていたカレーです。母に訊いたところ、ものすごい古い雑誌に載っていたレシピを少しずつ改良したもののようです。
最初に香辛料を揃えるのが大変ですが、何度も作るので、二回目以降は買い足しでOKになります。
材料
- 鶏肉 (皮付き手羽orモモ) 450g
- 鶏がらスープの素(顆粒) 大さじ5
- タマネギ 中2.5個
- 人参 中1/2個
- リンゴ 中1/4個
- 生姜 1/2片
- ニンニク 1〜2個 (20g)
- 牛乳 100mL
- トマトケチャップ 50mL
- コンソメスープの素 3.5個
- バター 75g
- A クミンシード 小さじ1
- A コリアンダー 大さじ1/2
- A 月桂樹の葉 3枚
- A スターアニス (八角) 1/2個
- A 黒胡椒 5粒
- A カルダモン 5粒
- A クローブ 5粒
- B ターメリック 小さじ1
- B オールスパイス 小さじ1/2
- B シナモン 小さじ1/2
- B キャラウェイ 小さじ1/4
- B チリパウダー 大さじ1
- B カイエンペッパー 大さじ1
- B ナツメグ 小さじ1/2
作り方
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1
鶏肉を3〜4センチ角のブツ切りにして、ビニール袋に入れる。
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2
ターメリックを大さじ1/2(分量外)を振り込んで、全体によくまぶし、ビニールの外から手でこねる。
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3
そのまま1時間程度、味が馴染むように放置する。
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4
鶏がらスープの素を1.5Lの水に溶かす。
粉末でも良い。
パッケージの分量を見て1.5L分のスープを作れればOK。 -
5
タマネギをみじん切りにする。水分が出ないように素早く。フードプロセッサ使うと便利。
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6
人参とリンゴ(ひとまとめ)をすりおろす。
引き続きフードプロセッサをすり下しモードで。タマネギの混入は気にしない。 -
7
生姜とニンニク(ひとまとめ)をすりおろす。
さらにフードプロセッサで。人参とリンゴの混入も気にしない。 -
8
粒の香辛料(A)を計る。
カルダモンは5つ分全て皮をむき、中身をみじん切りにする。すり鉢ですっても良い。
他はそのまま。 -
9
粉の香辛料(B)を計る。
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10
スープが全部入る容量の厚手の鍋に、バターとタマネギのみじん切り全てを入れる。
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11
はじめ強火で、しかし絶対に焦げつかないように、木べらで鍋底をかき混ぜる。
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12
タマネギとバターが馴染んだ頃(5分程度)、”7″の生姜とニンニクを混ぜる。
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13
引き続き、焦げつかないように素早くかき混ぜ、だんだん弱火にしていき、30分程度炒めると、写真のような鶯色になる。
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14
“8”の粒の香辛料(A)を全部を入れる。
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15
5分程度したら、”6″の人参とリンゴを入れ、ちょっと強火にし、水気が蒸発するまで炒めてから、弱火にする。
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16
“9”の粉の香辛料(B)を全部を入れる。
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17
(B)を入れると味噌をかき混ぜているような重たい状態になる。
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18
5分程度したら、そこでケチャップと牛乳を入れる。
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19
“4”のトリガラスープ全部入れ、コンソメスープの素を入れ、強火で煮立てる。
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20
煮立ったら、”3″の鶏肉を全部入れる。
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21
鶏肉を入れると、すぐに細かな油泡のアクが浮いて来るので丁重にアク取りをする。
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22
鶏肉に火が通り、15分程度したら火を止める。
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23
味見をしながら塩少々を入れて塩味を整える。
ここでは塩気のチェックのみ。カレーの味としてはまだ馴染んでいない。 -
24
少なくとも一晩は寝かせる。毎日、朝晩二回火を入れる。
二晩置くと、最高の食べごろ。少なくとも一週間は美味しく食べられる。 -
25
都度味見をしながら、塩分と水で調整する。また、辛みはカイエンペッパーで調整できる。
コツ・ポイント
完成後は冷蔵庫で保存するよりも、きちんと朝晩火入れして常温で維持した方が美味しいです。