覚書栗の渋皮煮

まず、新鮮で大きな栗を選ぶ(購入)。新鮮かわからなければ、すぐに調理します。古い栗だと硬くなってしまいます。

栗を30分～1時間位、お湯につけて鬼皮を剥きやすくします。

※鬼皮とは、栗の一番外側のツヤツヤした皮の事

私は『栗くり坊主』という鋏を使います(^-^;

栗の丸くなってる所から剥くと剥きやすいかな…。慎重に、鬼皮だけ剥きます！

渋皮が少しでも傷ついたり剥けてしまったら、私はその栗達は渋皮煮には入れません。煮汁が濁ってしまうので→栗ご飯へ。

栗のがさがさしたお尻の方を剥がすと傷つきやすいのでつけたままで一度湯がきます。

柔らかくなってから、優しく剥がします。

鬼皮を全部剥いたら、お鍋に全ての栗が浸かる位水と重曹入れて湯がきます。湯がく時はグラグラと、煮たたせないように注意！

30分位煮ると真っ黒い汁で濁ってくるので、その汁は捨てる。水圧で渋皮がハゲないように、残っている筋も(?!)とる。

《7》で剥けない筋は無理せず、少しずつ取ります。後の工程でゆっくり剥がします。

水分が減ってくるので、水を足します。

重曹を入れて湯がいた後は、綺麗な水に入れ替え灰汁ぬきとして2～3回水を替えながら湯がきます。この時も絶対煮たたせない。

煮汁の透明度があがってきたら、砂糖入れる前に一つ味見。渋味がなければＯＫ。

三温糖の半分位を入れ、煮とかす。

三温糖が溶けたら、一晩そのまま放置。この時、全ての栗が煮汁に浸かっていること。翌日火を入れて残りの三温糖を煮とかす。

2日位そのまま味を染み込ませる。この時にお好みでラム酒入れてもＯＫ(*^^)

ただし悪くならないように毎日火を通します｡

味見して甘味が染みてたら火を通し、艶出しの材料・水飴を入れる。

※シロップはたっぷりある方が保存しやすいです。

翌日、熱湯消毒した小ビンを用意する。

出来上がった渋皮煮に最後の火を入れ、熱いうちに瓶詰めする。

長期保存したい方は、脱気をします。

大きい栗で作るので保存ビンに隙間が沢山できます。この為シロップが沢山必要となります。