江戸時代、『茶飯売り』という行商人が道端で売っていた茶飯を再現してみました。香ばしいほうじ茶が餡とマッチして意外にイケますよ^^
このレシピの生い立ち
≪ 茶飯売り : 一膳飯屋の出前といったところで、夜も遅くの客目当て。塩を加え茶汁で炊いた飯に餡掛豆腐を上にかけて出したものらしい。≫ これ今でも普通に作れるんじゃ?と思って作ったら意外に美味しかったのでアップしました。
材料
- ほうじ茶 3~4カップ
- 米 1,5合
- 木綿豆腐 400g
- めんつゆ 300ml
- しめじ 1/2袋
- 生姜 一カケ
- 片栗粉 小1
- ねぎ 5センチ
- 塩 少々
作り方
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1
炊飯器に米と塩を入れ、冷ましたほうじ茶を水の分量注いで炊く。こんな色になります
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2
豆腐は8等分、生姜はすりおろします。めんつゆは蕎麦のかけつゆ程度の濃さで。
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3
小さめの鍋に豆腐、めんつゆ、しめじ、生姜を入れて火にかける。一度沸騰させたら、豆腐が崩れないように気をつけながら弱火にして少し煮る。その間にネギを刻んでおく。
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4
しめじに火がとおり、豆腐が熱々になったら水溶き片栗粉を入れて一煮立ちさせ、火を止める。
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5
茶碗に茶飯を盛り、豆腐をのせた上にネギをのせ、その上から餡をたっぷりかける。
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6
この本で見つけました。
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7
茶飯売り。「江戸見西行」という古典資料からの出典みたいです。
コツ・ポイント
江戸時代でも簡単に手に入りそうな食材のみ使ってシンプルを心がけて作ったので、餡の具をもっと増やしたいという葛藤と戦いました(笑)。資料は下記の記述だけなので、かなり適当に推測しました。ポイントはなんと言ってもほうじ茶のこうばしい香り!