いしかわジビエ
このレシピの生い立ち
イノシシ肉の未利用部分を使いコンソメを引き、オニオンスープに、そのオニオンスープとイノシシのコンフィで味わいの深いスープに仕上げました。また、材料は年間を通じて手に入りやすいものとしております。
材料
- コンフィ
- イノシシのモモ肉 600g
- 塩 12g
- 黒コショウ 4g
- ローリエ 1枚
- タイム 1枝
- クローブ 5本
- サラダ油 適量
- イノシシのブイヨン
- イノシシの骨 3kg
- イノシシのスジ 1kg
- 玉ねぎ 3個
- 人参 1.5本
- セロリ 1本
- ニンニク 3片
- フォン・ド・ヴォライユ 6L
- タイム 1枝
- ローリエ 2枚
- クローブ 5本
- 水 2L
- オニオングラタンスープ
- イノシシのコンフィ 80g
- 玉ねぎ 2個
- バター 30g
- イノシシクラリフェ 600cc
- バイオレット 10g
- バゲット 4枚
- グリイエールチーズ 40g
- パセリ 適量
- イノシシコンソメ
- イノシシブイヨン 4L
- 玉ねぎ 1.5個
- 人参 1本
- セロリ 1/2本
- 卵白 4個分
- トマト 1個
- エストラゴン酢漬け、ローリエ、Wペッパー 適量
作り方
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1
※コンフィ…肉をその脂肪で煮たもの。保存食。
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2
コンフィを作る。イノシシ肉を200gに切り分け全体に塩をすり込み、香辛料をまぶし、冷蔵庫にて一晩おく。
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3
肉の表面を水で
洗い、水に約1時間さらして、塩抜きする。 -
4
(肉の大きさによって塩の入り方が異なるので、水にさらす時間も変える。)
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5
肉の水気をよくふき取る。サラダ油を鍋に入れて火にかけ、温度を80℃に保ちながら、約3時間煮る。
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6
肉が柔らかくなったら、火からおろし、そのまま冷ます。
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7
肉をバットなど保存用の容器に移す。肉を煮た脂の上澄みだけをすくい、ペーパータオルで漉しながら、肉が浸かるまで注ぐ。
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8
冷蔵庫で保存する。(最低1日置くと、味がなじんで美味しくなる。)
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9
イノシシの骨とスジに余分な脂を取り除き、適当な大きさに切る。野菜もカットする。
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10
鍋に骨とスジと、フォン・ド・ヴォライユを注いで強火にかける。
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11
沸騰したら火を弱めて、アクを取り、野菜類と香辛料を入れて4時間ほど静かに煮出す。
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12
液体が濁らないように、シノワで少しずつ漉す。急速に冷やす。
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13
鍋に澄ませるための材料を入れ、全体がねっとりするまで手で混ぜ合わせる。人肌程度に温めたブイヨンを加える。
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14
中火にかけ、スパテラで絶えず混ぜながら、卵白に火を通す。卵白が凝固し始めたら、混ぜるのを止める。
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15
材料が浮き上がってきたら、火を弱め、約30分程度煮る。(グラグラ沸騰させるとコンソメが濁る)
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16
目の細かいシノワに目が詰まった布の被せ、ミニョネットを少量入れ、コンソメを静かに注ぎ漉す。
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17
オニオンスープを作る。鍋にバターと玉ねぎを入れ、ごく弱火で茶色くなるまで、絶えずかき混ぜながら炒める。
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18
次にバイオレットを加え、なめらかになるまでよく混ぜ合わす。
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19
イノシシのコンソメを18に加え、味を調える。コンフィを5mm角にカットする。
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20
器に19を入れ、バケットを浮かべ、おろしたグリュイエールチーズを散らす。
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21
250℃に熱したオーブンで15分間加熱。刻みパセリを飾る。