45%の生クリームを使った濃厚で口溶け滑らかなムースに、お値頃食材のゼリー。一パック使い切りのプチ贅沢。
このレシピの生い立ち
スーパーで半額の生クリームを見つけて衝動買い。よく作る配合でその真価を実感したかった。
22/7/11 一部写真差し替えとそれに伴う説明修正。
材料
- マンゴームース
- マンゴーピューレ 140g
- 生クリーム(動物性・45%) 140g
- 砂糖 20g
- 粉ゼラチン 5g
- 水(ゼラチン用) 25g
- マンゴーゼリー
- マンゴーの缶詰(シロップ) 150~200ml
- 粉ゼラチン 2.5~3g
- 水(ゼラチン用) 10~15ml
- 具材
- マンゴーの缶詰(果実) 200g以上
- 生クリーム(ムースの残り) 全部
作り方
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1
※砂糖の量は、マンゴーピューレの砂糖がマンゴーの量の10%の場合前提。手作りだともっと甘い事があるので、適切に増減する。
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2
冷凍したピューレを使う場合はしっかり解凍。温度が低すぎて混ぜる途中で固まらないように、芯まで溶かす。
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3
水に粉ゼラチンを振り入れてふやかす。
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4
生クリームを六~七分立てにする。六分立て程度の場合、垂れたクリームはごく微かな痕跡を残すかどうかで、すぐに消える。
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5
七分は、泡立て器から落ちるクリームの跡が残るナッペ向きの固さ。これだとやや立て過ぎかも。
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6
ちなみにボウルが大きすぎると泡立てにくいので、泡立て前の状態でボウルの1/3程度の水位がいいらしい。
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7
余った生クリームはまた仕上げに使うので、計量が終わった時点で冷蔵庫に一旦戻しておく。
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8
缶詰のマンゴーはキッチンペーパーで汁気を取る。食べやすいサイズに調整して、グラス1個につき25g位敷き詰めておく。
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9
マンゴーピューレのうち、半分に砂糖を入れる。レンジ600Wで加熱して、60~80度にする。沸騰させなければいい。
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10
残りのピューレとゼラチンを入れて、完全に溶けたら氷水で25度位に冷やす。粗熱が取れた位。人肌より少し冷たい。
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11
ちなみに、20度位になると急に固まりだすので要注意。とろみが強くなったと思ったら1分でゆるゆるゼリー状態になる。
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12
もし固まりかけたら、湯煎しながらゼラチン液をかき混ぜて25度に温度を上げる。
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13
ゼラチン液に生クリームをひとすくい混ぜてなじませる。なじんだらピューレを生クリームのボウルに入れて混ぜる。
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14
生地が完全に混ざった状態。ただぐるぐる混ぜるだけでも急に生地が締まってくる。これが緩めでいいと思った理由。
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15
普段、脂肪分が35%位の植物性クリームに慣れているとかなり戸惑うと思う。艶も手応えも別格。
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16
生地をグラスに均等に注ぐ。固まるまで冷蔵庫で冷やす間に、ゼリーを作る。
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17
水に粉ゼラチンを振り入れてふやかす。
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18
レンジ600Wでシロップを60~80度にする。ふやかしておいたゼラチンを入れてよく溶かす。
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19
ゼリー液を氷水につけ、粗熱をしっかり取る。後でムースの表面を溶かさないようにするため。
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20
固まったムースの上に、残りのマンゴーを並べる。ゼリー液を注いだら再び冷蔵庫へ。1時間以上冷やす。
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21
ゼリーがしっかり冷えたらホイップクリームの準備。写真はホイップ用の道具だが、小さいボウルの方が泡立ての見極めは向いてる。
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22
ムースの残りの生クリームに砂糖を入れて、七~八分立てにする。絞れる程度。見極めは難しい。ちょっとゆるい位が良さそう。
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23
写真のようなマスカルポーネチーズ状態は泡立て過ぎ。絞った時にボソボソになる。仕上げに混ぜるだけですぐこれ。
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泡立ったら、好みの口金をセットした絞り袋に詰める。絞り袋にクリームを入れる時は、計量カップなどに立てておくと便利。
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ゼリーの上にクリームを絞って完成。ボソボソ気味になっても、クリームまでおいしい。上手に作れればさらに美味しそう。
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◆余談
植物性クリームで代用する場合、ムースは固まるので大丈夫。問題なのは絞りなので、絞りが綺麗になる物を買おう。