深海に暮らすサメの卵と鶏卵を混ぜて作る駿河湾流?の伊達巻です。
このレシピの生い立ち
駿河湾の漁村では鶏卵が高価な時代に深海ザメの卵で玉子焼きをカサ増ししていたという話があります。
加熱した深海ザメの卵は加すり身製品に近い味なのでここでいう玉子焼き≒伊達巻だろうと考えて作りました。要ははんぺんを鮫卵に置き換えただけです。
材料
- 深海ザメの卵(内子) 1個(アイザメ、ヘラツノザメの場合)
- 鶏卵 4個
- みりん 小さじ1
- 砂糖 大さじ2
- めんつゆ 少々
- 塩 少々
- サラダ油 少々
- 酒 適量
作り方
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1
鶏卵とサメ卵、みりん、砂糖、塩、めんつゆを溶き混ぜて卵液を作る。
サメ卵は洗ってから表面に包丁で切り込みを入れて絞り出す -
2
玉子焼き鍋にクッキングペーパーで薄く油を引く。卵液は数分寝かせて気泡を除いておく。
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3
卵液を流し込み、強火で10秒ほど焼き目をつけたら弱火で焼いていく。
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4
周囲がしっかり固まったらゴムべらでひっくり返す。そのまま弱火で1分。
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5
巻き簾に取り上げ、熱いうちに巻き込む。
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6
しっかりと巻き込み、ラップなどで固定して一時間ほど寝かせる。
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7
冷めたら切り分けて完成。
コツ・ポイント
深海ザメの卵は鮮度が大事です。しかしとれたての卵が手に入れば冷凍保存しておけるので、常備しておけばはんぺんを切らしていてもいつでも伊達巻が作れます。