長方形のパイシートと栗きんとんで作れる、直径10cmのガレット・デ・ロワ風パイ。栗きんとんが半端に余った時にでも。
このレシピの生い立ち
アーモンドクリームが苦手な家族のために、中身を変えたガレット・デ・ロワを作った。おせちの余り物で。
材料
- 冷凍パイシート(18×9cm) 1枚
- 栗きんとん 40~50g
- 卵 1/2個(塗る分)
- 砂糖 10g
- 水 5ml
- フェーブ(好みの物。なくてもいい)
- 黒豆煮 1粒
作り方
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1
栗きんとんを用意する。栗が大きすぎる時はフォークで少し刻んで小さめにする。べたべたな上に簡単に割れるので、包丁は不要。
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2
解凍したパイシートを、20×10cmになるようにほんの少しだけ伸ばす。もし10×10cmのパイシートならそのまま使う。
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3
パイシートを10×10cmになるように半分に切る。1枚に7.5cmの抜型で真ん中に具を載せる目安の印をつける。
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4
栗きんとんと黒豆を載せ、さらに10cmの丸型(エッグリングでもOK)で生地に印をつける。これでのりしろが出来る。
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5
のりしろ部分からはみ出さないように、卵を刷毛で丁寧に塗る。
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6
もう1枚のパイシートを重ねてしっかり接着する。4で使った型で丸く抜く。型の都合で難しければ、型で印付け→包丁で切る。
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7
この時、もし生地が柔らかくなっていたら冷蔵庫でいったん冷やす。冷やした方がふちが潰れにくく、綺麗にふちまで膨らむ。
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8
ふちに指で押さえた模様を付ける時は、卵を塗る前に。そうしないと生地が指につく。だが、付けても焼くと模様が消える気がする。
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9
卵を表面に薄く塗る。膨らみが悪くなるので、側面には絶対に塗らない。
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10
乾かす間に、砂糖と水を混ぜ、レンジで溶かしてシロップにする。もし忘れたら、焼く間に熱湯で溶かし熱湯で保温すれば溶ける。
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11
卵が少し乾いたら、ナイフで好きな模様を付ける。
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12
ふちに包丁で切り込みを入れる時は、外側から内側に押し込むようにする。適度にへこんで花弁のようになる。
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13
真ん中など、数か所に竹串で空気抜きの穴をあける。模様に沿って入れると目立たない。
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14
220度に予熱したオーブンを焼く時に210度にして10分。その後230度に上げて5~7分。好みの焼き色にする。
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15
焼きたての熱いうちに、表面にシロップを塗って完成。冷めてから塗った場合、その後にオーブンで短時間焼き直すと溶ける。
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16
ちなみに、砂糖を溶かしきらないまま塗ると面倒。温め直してもリーフパイの砂糖のようになり、溶けない。
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17
こうなると魚焼きグリルで1分強焼くなど、表面全体を均一に直火で炙らないと溶けない。砂糖の溶け残りだけは避ける。
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18
断面図。栗きんとんがかなり甘いので、大きく作るなら栗きんとんを大量に食べられる人限定が無難。焼き時間も大幅に変わる。
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19
こちらは栗きんとんのうち10g分をクリームチーズ20gに混ぜたものを一緒に詰めた。何かに混ぜて詰めると甘さ調整が楽。