「朴葉巻き」(ほおばばき)は米粉を練って餡を入れ、朴の木の葉で包み蒸したお菓子。木曽路の初夏を告げる伝統の味です。
このレシピの生い立ち
長野県木曽地方では、昔から田植え時期の農家のお茶菓子として親しまれてきました。毎年朴の葉が採れる5月下旬~6月末にしか食べられない、初夏の味です。
材料
- 寒ざらし粉(米粉) 250g
- 小麦粉 12.5g
- 塩 0.5g
- 砂糖 7.5g
- 熱湯 210g
- あんこ 360g
- 朴葉 12枚
- いぐさ(またはビニールテープ) 40cm×12本
作り方
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1
朴の葉の表面を布巾などでさっと拭き、きれいにします。
※枝からは外しません。 -
2
あんこを30gずつに丸めておきます。
※コツ1参照 -
3
寒ざらし粉(米粉)、小麦粉、砂糖、塩をボールに入れ、混ぜ合わせます。
※コツ2参照 -
4
熱湯を少しずつ3に入れて、混ぜ合わせます。
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5
4が混ざったら、耳たぶくらいの硬さになるまで捏ねます。
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6
5を40gずつに分け、丸めます。
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7
6を伸ばして、2のあんを生地に乗せます。
※コツ3参照 -
8
生地であんを包みます。
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9
ほおの葉の表面(色濃い側)に8を乗せます。
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10
葉を短い側から先に、折りたたみます。
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11
次に長辺の先の方から、生地を巻いていきます。
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12
葉の付け根から数センチ残すように巻きいたら、いぐさで葉を縛ります。
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13
朴葉巻きが重ならないように蒸し器に配置し、20分ほど蒸します。
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14
蒸し上がったら、朴葉巻きの出来上がり。
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15
食べる直前まで葉っぱは剥がさないでください。保存する場合は朴葉にくるんだままで保存します。
コツ・ポイント
【コツ1】あんこの水分が多い場合、ラップをせずにレンチンしておくと水分が飛び、丸めやすくなります。
【コツ2】米粉ではなく寒ざらし粉を用いると、より昔ながらの味になります。
【コツ3】丸めたあんこを事前に冷凍しておくと、包みやすくなります。
【コツ2】米粉ではなく寒ざらし粉を用いると、より昔ながらの味になります。
【コツ3】丸めたあんこを事前に冷凍しておくと、包みやすくなります。