大分の郷土料理「こねり」です。それぞれの家庭によって味付けや具材は変わりますが、共通しているのは必ず茄子を使う事と、最後に水溶き小麦粉で全体をまとめることです。「こねり」の語源は、水溶き小麦粉で練って仕上げることからと言われてます。このレシピの生い立ち大分で生まれ幼少時代まで大分で育ったので、母がよくこのおかずを作ってくれました。母が作る料理の中で一番好きなものでした。自分が料理するようになって私の好みの味付けで作ってみましたが、基本的にはどのお家の「こねり」も、根本的な食感と味わいは似ていると思います。
- 煮干 20尾
- 水 200cc
- 茄子 大2本位
- エリンギ 大2本位
- 油 大匙1~2位
- 塩 少々
- 醤油 小匙2
- みりん 小匙2
- 小麦粉 大匙1位
作り方
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1
水200ccに煮干を30分浸します。浸した後、煮干は水切りをしておき、出汁はそのまま残しておきます。
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2
茄子とエリンギは食べやすい大きさの細切りにします。
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3
フライパンを熱し油をひき、1の水気を切った煮干と2の茄子とエリンギを入れ、塩少々をふりかかけて炒めます。
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4
茄子とエリンギ全体に油がなじんだら、中火にし、1の出汁を大匙1・醤油小さじ2・みりん小さじ2を入れて、全体に味が馴染むまで炒めます。
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5
器に1の出汁100ccと小麦粉大匙1をいれて小麦粉がダマにならないよう混ぜたものを、4にいれて小麦粉の粘りが出るまで炒めたら出来上がりです。
コツ・ポイント今回は茄子とエリンギを使いましたが、通常は茄子だけか茄子とにがうりを使う家庭が多いようです。茄子以外は好きな具材を入れてもOKです。味付けも家は醤油とみりんですが、味噌を使う家庭もありますので、そちらもお好みに合わせてください。最後の水溶き小麦粉の量は、ねぱり具合をみて調整してください。