アルザス=ロレーヌ地方の郷土料理として知られるキッシュ・ロレーヌを、生地から丁寧につくります。このレシピの生い立ち季節の野菜をふんだんに使った、満足感のある一品です。
- パート・ブリゼ
- 薄力粉 100g
- 強力粉 30g
- 無塩バター 50g
- 卵 1個
- 牛乳 20ml
- 塩 1g
- 砂糖 1g
- アパレイユ
- 卵(全卵) 1個
- 卵(卵黄) 2個
- 牛乳 80ml
- 生クリーム 100ml
- ナツメグ 少々
- フィリング
- ズッキーニ 1/2本
- ナス 1本
- トマト 1/2個
- ベーコン 50g
- クミンシード 小さじ1
- オリーブオイル 大さじ1
- 塩 小さじ1/4
- コショウ 少々
- チーズ 適量
作り方
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1
粉をふるい、常温に戻したバターを加えて手のひらでこすり合わせるように馴染ませる。
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2
牛乳、塩、砂糖と2/3の卵を加え、手のひらで優しく押すようにして生地をまとめ、冷蔵庫で1時間以上寝かす。
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3
生地をタルト型よりひと回りほど大きくなるよう伸ばし、バターを塗って小麦粉をはたいた型に隙間がないよう敷く。
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4
底にフォークなどで穴を開け、クッキングシートを敷いてタルト石などで重しをし、180℃に予熱したオーブンで20分焼く。
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5
オーブンから取り出し、重しを取り除いたら底面と側面にまんべんなく卵を塗って再度、180℃で10分焼く。
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6
ズッキーニ、ナス、トマト、ベーコンを小さく角切りにして、鍋にオリーブオイルを敷き、クミンシードを香りがたつまで熱する。
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7
ベーコンを中火で炒めた後、ズッキーニ、ナスを加え塩、コショウで味付けをし、最後にトマトを加えてさっと熱を通す。
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8
ボウルに牛乳、生クリーム、卵を混ぜ合わせ、茶こしなどで濾した後に塩、ナツメグを加える。
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9
焼きあがったタルト台の底に細かく刻んだチーズを敷き、具材と⑧のアパレイユを6〜7分ほど流し込む。
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10
180℃に予熱したオーブンで15分焼き、さらに残りのアパレイユを注いでチーズを乗せ、200℃で15分焼き上げる。
コツ・ポイント小麦粉はなるべくフランス産のものを用います。タルト石がなければ、米や小麦粉で代用しても構いません。タルト型はなるべく深めのものを用意すると、見た目にもボリュームのある一品に仕上がります。