水無月は6月晦日、夏越の祓えにいただくお菓子です。半年の厄を祓い穢れをおとすとされています。喉越しのいい素朴なお味です。
このレシピの生い立ち
我が家では「水無月」と云えば夏越の祓えの定番の和菓子です。
神社の茅の輪くぐりを済ませ、茶と共にいただくのが長年の習慣です。
餡が得意でなかった若き頃も、このお菓子だけは蒸し暑い梅雨の中にあっても、喉越しよく夢中で頂いた事を思い出します。
材料
- 薄力粉 100g
- 上用粉 10g
- うき粉 10g
- 白砂糖 200g
- 水 570ml
- 濡れ甘納豆 100g
- <小豆の甘露煮の材料>別途ページ作成致します
- 小豆(小豆を炊く場合) 100g
- グラニュー糖(小豆を炊く場合) 120g
- 水飴(小豆を炊く場合) 40g
- 塩(小豆を炊く場合) 3g
- 水(小豆を炊く場合) 150ml
作り方
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1
薄力粉・上用粉・うき粉・白砂糖をふるいにかけてよく混ぜ合わせます。
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2
水を3回に分けて静かに加え、丁寧にだまを作らないように滑らかになるまで混ぜ合わせます。
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3
生地を20mlほど残して静かに注ぎ込みます。
*流し型は水を通しておくと蒸しあがったときに抜きやすくなります。 -
4
蒸し器に固く絞った蒸し布を敷き強火で40分蒸します。
*蒸し器の蓋も蒸し布で包んでおくと生地に水滴が落ちにくくなります。 -
5
蒸しあがったら、表面の水分を丁寧に拭き取ります。
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6
甘く炊いた小豆を表面に散らします。
*市販の濡れ甘納豆でも代用できますが、型崩れのない豆を選んでください。 -
7
20mlの残りの生地を外側から少しずつ内側へと型に沿って表面に注ぎます。
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8
やく12分ほど蒸したら蒸し布ごと取り出します。
表面の水分を軽くおさえるようにして取除きます。 -
9
冷めたら型の端を少し押して離れやすいようにして抜きます。
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10
生地の部分は氷室の氷の見立てとされております。
夏の涼しげなお菓子ですので少し冷やしてお召し上がりください。 -
11
<小豆を炊く場合>
別途レシピのページを製作し掲載いたします。
しばらくお待ちくださいませ。
コツ・ポイント
*数種類の粉を混ぜ合わせる時は、粒子の大きさが違うのでダマになり易いので丁寧にダマを潰してね。
*流型を使った蒸物の時は、蒸気が型の生地に溜まってしまう事が多いので押し拭きをして取り除いてね。ひび割れや歪みの原因になるよ。