ほんのり甘くて硬くなりにくい。あまり捏ねないしっとりパン。高い加水率の半分は湯種の中。
卵入り版 ID:19439851
材料
- 湯種用
- 強力粉 20g/40g
- 熱湯 50ml/100ml
- 生地本体用(本捏ね用)
- 強力粉 80g/160g
- 牛乳 50ml/100ml
- 塩 1.5~2g/3~4g
- 砂糖(上白糖) 大さじ1/大さじ2
- ドライイースト 小さじ1/4/小さじ1/2
- バター(マーガリン可) 10g/20g
- 仕上げ用(好みで使用)
- 強力粉または薄力粉 小さじ1〜
作り方
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1
湯種用の強力粉を入れた器に、熱湯を一気に注いでかき混ぜる。熱湯はポットのお湯をレンジで加熱すると手軽。
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2
熱湯をむらなく混ぜたら、1時間程寝かせて湯種完成。寝かせる時間は2時間でも半日でも一晩でもいい。
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3
熱湯の量が多いので、かなり柔らかい仕上がり。透明感がある。
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4
生地本体の強力粉に塩・砂糖・ドライイースト・冷ました湯種を混ぜる。レンジで人肌に温めた牛乳を注いでゴムベラで混ぜる。
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5
全体に水分がなじんで粉気がなくなったら、ラップなど蓋になるものを乗せて15~20分生地を休ませる。
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6
バターを入れ、ゴムベラか手で5~10分程度混ぜる。個人的には手で混ぜるとやりやすい。
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7
再び10~15分生地を休ませる。終わったら生地を丸める。生地温度が発酵に適した24~28度程度あるか確認する。
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8
暖かい時期は室温で、寒い時期や生地が冷たい時は30度で30分発酵。生地が一回り大きくなり、発酵が安定してから冷蔵する。
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9
逆に暑い時期は、生地の捏ね→休ませの間も発酵する。7で生地を休ませた後にもう膨らむ場合、8の段階ですぐに冷蔵庫でOK。
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10
冷蔵発酵の具合は、季節・冷蔵庫の癖・生地温度で変化するので、自分の環境に合わせて調整する。
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11
冷蔵庫で一晩冷蔵発酵。生地が2倍以上に膨らんでいればOK。微妙な塩梅ならフィンガーテストで確認する。
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12
粉100gにつき4つに分割して丸める(写真は300g。)
ベンチタイム10分。ロールパン型など、複雑な成形は20分程度。 -
13
ドックパン用に丸めた生地。後で横長に伸ばすので、あらかじめ楕円形にすると楽。
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14
成形。丸パンなら丸め直しのみ。ロールパンなどは途中ベンチタイム10分~20分挟んで成形。→
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15
→具を入れるパンは、生地を丸く平らな円盤状にして好みの具を包んでしっかり閉じる。特にチョコは溶け出すと悲惨。
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16
ドックパン用は横10cm程度に伸ばし、生地の上下を真ん中に向かって折る。さらに半分に折ってとじ、転がして形を整える。
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17
オーブンの発酵機能で40度25分。生地が二倍になるまで。
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18
発酵後に220度で予熱。焼く時に210度に下げて10~11分焼く。卵を塗るなら予熱中に済ませる。
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19
ドックパン完成。
これは何も塗っていない生地。 -
20
白パンの場合は、発酵後に180度で予熱。焼く時に170度に下げて15分焼く。
粉を振るなら予熱中に茶こしで振っておく。 -
21
白パン完成。生焼けが危険なので、ほんのり色づく程度の焼き上がりが安心。心配なら竹串で確認。
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22
白パンの断面図。
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卵入りのリッチ生地
ID:19439851 -
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余談。粉の計量には冷凍庫の氷用スコップが便利。繰り返し使えるオーブンシートも便利。
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強力粉150g分で15cm丸型ちぎりコーンパン。コーンは中に40g+飾り少量。220度予熱210度7分→200度8分。
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参考にした仕上げのレシピ一覧
コーヒーを使うデコペン ID:17769759
ドリュール(塗り卵)
ID:2086821 -
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■追記
ビストロ(熱風循環式)で焼く白パンの一例。170度予熱。焼く時は160度10分+150度2分。作成数は4個。
コツ・ポイント
冷蔵発酵時は普通の冷蔵室で保管。
白パンに振る粉は薄力粉でも強力粉でもOK。
水分が多いので、特に白パンにする際は生焼けに注意。気持ち色づく位が安心。