名門フランス料理学校のパン教室に通った、パン教室の先生から習った本格的で美味しいプロ用のバゲットレシピ。
このレシピの生い立ち
同じ名門フランス料理学校に通った友人から習いました。私の専門はお菓子だったので、パンコースに通ったパン教室を開く友人に教えてもらいました。
材料
- ●強力粉(あればリスドォル) 200g
- ●ドライイースト 1g
- ●塩 4g
- ●モルトパウダー 1g
- 水 128g
- 発酵生地 40g
- 発酵生地
- 強力粉(あればリスドォル) 100g
- 塩 2g
- ドライイースト 0.5g
- 水 60g
作り方
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1
まずは発酵生地を事前に仕込んでおく。
こちらはざっくりした作り方でいいので材料を全て10分こねておく。 -
2
発酵生地は冷蔵庫で1日、冷凍庫で1週間保存が可能なので、事前に仕込んでラップでピッチリ閉じ、保存しておく。
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3
発酵生地は冷凍した場合、解凍させ準備する。
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4
生地を作る。材料を準備し、ボウルに●を入れる。その時イーストと塩は離して粉の上に入れるようにする。
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5
水はこねあげ温度24℃に調整する。
例:夏は氷水、春秋は常温程度が目安。
詳細は次の計算式参照 -
6
水の温度:
計算式:50ー(粉の温度+部屋の温度)
夏で粉と部屋25℃位なら、50-25-25で0℃の氷水が目安となる。 -
7
水の8割を入れて混ぜ、大丈夫そうなら
全部入れてざっと混ぜる。
あればカードでときどき生地をボウルから綺麗にとると良い。 -
8
事前に準備した発酵生地をちぎりながら入れて、更にこねていく。手ごねで10分、機械なら7分。
叩きつけるようにこねるとよい -
9
生地をこね上げたら、重さをはかり、半分に分割し計量する。
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10
生地を丸めていく。
まずは縦長の長方形に伸ばす。 -
11
両サイドを餃子を作るように持ち上げて口を閉じる。
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12
とじ目を上にして巻き上げ、方向を90℃変えて、とじ目を上に巻き上げる作業を三回繰り返し生地を丸くする。
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13
打ち粉をふった台に生地をとじ目を下にしてのせる。
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14
布巾をかぶせて一次発酵させる。夏は40分、冬は1時間目安。
(またはオーブンの発酵機能で30分目安) -
15
その間に、別のまな板などに、バゲット二本をのせられるよう、布巾にうねりを作って打ち粉をふり準備しておく。
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16
台は生地を伸ばせるよう、広いスペースを確保。アルコール殺菌して打ち粉をふっておくと良い。
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17
一次発酵後の生地をひとつ手に取り、とじ目を上に台に移す。優しく長方形に伸ばす。(家庭用オーブンなら25×10㎝位目安)
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18
上から1/3を手前に折り返して、とじ目を軽く手で押さえる。
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19
台につかないよう、適宜打ち粉をしながら、生地の上下を180℃まわして、上から残りの1/3を折り返し手で軽く押さえる。
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20
次に左手で生地を少し持ち上げながら、右手の付け根で押さえる作業を2~3回にわけてする。
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21
左手で生地を少し持ち上げながら、右手の付け根で押さえる作業を繰り返して、生地を完全に手前で閉じるようにする
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22
とじ目を上にしてよくくっつけるように閉じ、一直線にする。
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23
打ち粉を適宜しながら、裏返してコロコロと転がして、お好みの長さと太さに均一になるよう調整する。
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24
とじ目を上にし、一直線になっていることを確認し、裏返す。棒状の生地を両手で持ち、M字型になるように持ち上げて布巾にのせる
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25
もう一つの生地も同様に成形し、布巾のうねりの隣にのせて、上から布巾をかけ、30分二次発酵。布巾両端を洗濯ばさみで留めても
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26
その間にクープ用の道具かよく切れるナイフ、霧吹き、オーブンに水蒸気の機能がなければお湯を入れたココット皿を用意する。
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27
オーブンを天板も入れて最高温度で20分以上予熱し、準備しておくと良い。
(我が家のオーブンは電気オーブンなので250℃) -
28
天板の長さの薄い板かなければ厚紙や段ボールを天板の大きさに準備、クッキングシートを敷き生地を即座に天板に移せる用意をする
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29
二次発酵が終わった生地を移すための30㎝位の長さの板または厚紙や段ボールも準備しておく。打ち粉をふっておく。
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30
二次発酵が終わった生地を移すための30㎝位の長さの板または厚紙や段ボールも準備しておく。打ち粉をふっておく。
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31
生地に上から粉をふり、クープを入れる。
クープの入れ方は写真参照、4等分の所に軽く印を入れ、4本、1/3重なるよう入れる -
32
もう一本も同様にクープを入れて並べ、霧吹きでパンの上と周りの部分に水分をかける。
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33
表面に水をかけることで、オーブンに入れたときに表面の温度が一気に上がり、パンの皮がパリッと焼き上がります。
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34
予熱したオーブンを210℃にし生地をクッキングシートごと滑り込ませて板をすっと抜き、20分焼く。
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35
焼くときは水蒸気の機能がオーブンにあれば使い、なければお湯をはったココット皿を空きスペースにのせると良い。
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焼き色はフランスではしっかりとつけるのが習慣。焼き色が問題なければ網の上に取り出して冷まし出来上がり。
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37
パンはもし食べきれなければ冷凍保存も可能です。
コツ・ポイント
・レシピは内臓オーブンや業務用のオーブン
・うちは電気オーブンなので250℃23分がちょうどいい
・配合や水の温度、発酵時間は季節や温度によって調整して下さい
・クープは皮をそぐように斜めに入れる