シュバルツベルダーキルシュトルテ

サワーチェリーがたっぷり!ちょっとおとな味のケーキ♪ 細かい作り方とコツを載せてみました。このレシピの生い立ちとても好きなトラディショナルなケーキです。それぞれのパーツは基本的なものばかりです。昔から何度も作って気に入っているベストのパーツを組み合わせて作りました。自分用覚書きも含め、手順を詳しくしてみました。

  1. 【ココアスポンジ】  
  2.  卵 3個
  3.  砂糖 90g
  4.  薄力粉 75g
  5.  ココア 15g
  6.  牛乳 30g
  7.  バター 30g
  8. 【シロップ】  
  9.  湯 30ml(大さじ2)
  10.  キルシュ 5ml(小さじ1)
  11.  砂糖 40g
  12. 【チョコクリーム】  
  13.  生クリーム 90g(100ml)
  14.  砂糖 8g
  15.  スイートチョコレート 30g
  16.  キルシュ 5ml(小さじ1)
  17. 【チェリーコンポート】  
  18.  サワーチェリー 1/2缶汁 130g
  19.   実   75g
  20.  砂糖 10g
  21.  コーンスターチ 10g
  22. 【クリーム】  
  23.  生クリーム 180g(200ml)
  24.  砂糖 10g
  25.  キルシュ 5ml(小さじ1)
  26. 【デコレーション】  
  27.  削りチョコ 適宜
  28.  プードルデコール(なかない粉糖) 少々
  29.  サワーチェリー コンポート用の実から8~10個
  30.  ナパージュ お好みで
  31.  ミントかピスタチオ お好みで

作り方

  1. 1

    【スポンジを作る】卵は新鮮なものを使い、冷蔵庫から出して常温に戻しておく。耐熱容器に牛乳とバターを入れ電子レンジで加熱してバターを溶かす(600Wで約1分)。薄力粉とココアは合わせて3回ふるっておく。オーブンを160℃に予熱しておく。

  2. 2

    型の側面に分量外のバターを薄く塗り、分量外の小麦粉(強力粉の方が薄くつく)をはたいておく。底には敷き紙(または、ぴったりのサイズに切ったオーブンシート)をしく。■※側面は紙をしくよりも、ケーキの側面がきれいに仕上がります。■

  3. 3

    大きめのボールに卵を割り入れ、泡立て開始。ハンドミキサーの場合、始めは低速で。ほぐれたらだんだん高速にして泡立てる。

  4. 4

    全体がもったりしたら砂糖を加えてさらに泡立てる。■※じっとハンドミキサーを持っているよりも、ハンドミキサーをぐるぐるボールの中で回したほうが、キメが細かいしっかりした泡ができます。■

  5. 5

    もったりとして、たらすと「の」の字や「8」の字がかけるくらいになったらOK。泡だて器に持ち替えて、さらに混ぜてキメを整える。

  6. 6

    ふるった粉類を一度に加え、ゴムベラに持ち替えて、底からざっくりすくい取るように大きい動作で混ぜる。

  7. 7

    大体混ざったら、生地をひとすくい、牛乳とバターの入った容器に入れる。

  8. 8

    牛乳とバターと生地をゴムベラでよく混ぜる。

  9. 9

    ここでは泡がつぶれても構わないので、馴染むまでしっかり混ぜる。

  10. 10

    手順9の生地を、手順7のボールに入れて、底からすくうように大きく混ぜる。

  11. 11

    多少のまだらは残っても構わないので、混ぜすぎないように。用意した型に10~15cmくらいの高さから一度に流し込む。

  12. 12

    ボウルに残った生地は膨らみが悪いので集めて、

  13. 13

    型の真ん中を避けて、火の通りやすい型のフチ付近に入れておく。

  14. 14

    大きな気泡を抜くため5cmくらいの高さから型ごと2~3回落とす。■※何度もやると、かえって気泡が増えます。■

  15. 15

    160℃のオーブンで35分焼成。

  16. 16

    生地のまわりに少ししわが寄って型と生地の間に少し隙間ができ、弾力があったら焼き上がり。心配なら竹串をさしてチェック。焼き過ぎないようにします。

  17. 17

    型から出して冷ましておく。

  18. 18

    完全に冷めてから、上の盛り上がった部分を切り落とし、3枚にスライスする。(1~1.5cm厚さくらい)

  19. 19

    【シロップを作る】湯と砂糖を耐熱容器に入れ、600Wのレンジで40~50秒加熱。取り出したら混ぜて砂糖を完全に溶かす。荒熱が冷めたらキルシュを加えて混ぜる。(アルコール分をとばしたいなら、最初から加え、一緒に加熱する。)

  20. 20

    【コンポートを作る】使ったサワーチェリーはこの缶詰。使用するのはこの半量。実と汁とに分けておく。(飾り用のチェリーを取っておくのを忘れずに。)

  21. 21

    コーンスターチに砂糖を混ぜ、少しの汁で溶く。

  22. 22

    汁をすべて加えて鍋に移し、中火にかけてとろみをつける。

  23. 23

    ■※量が少ないので過熱に注意。■

  24. 24

    とろみがついたら実を加えてざっくり混ぜる。■※あまり混ぜすぎると実が崩れるので注意。■

  25. 25

    混ざったらバットなどに移して冷ましておく。

  26. 26

    【チョコクリームを作る】チョコレートを湯煎にかけて溶かす。■※湯煎の湯は細かい泡がプツプツと出ている程度の温度で。沸騰していると、チョコレートが分離します。■

  27. 27

    生クリームに砂糖とキルシュを入れてごくゆるく泡立てる。 ■※筋もつかないくらいゆるいです。■

  28. 28

    溶けたチョコレートにクリームの半量を加えて混ぜる。■※一度に加えるとクリームの冷たさで、チョコレートが固まってしまい、まだらになってしまいます。■

  29. 29

    残りのクリームを加えて混ぜる。混ざったらそれ以上かき混ぜないようにする。№12丸口金をつけた絞り袋に詰めておく。 ■※混ぜすぎると、クリームがモロモロになり、口当たりが悪くなります。■

  30. 30

    【クリームを作る】生クリームに砂糖、キルシュを加えて、角が立たないくらいゆるく泡立てる。

  31. 31

    【仕上げ】手順18のスポンジの一番下になる部分は上面、真ん中になる部分は両面、一番上の部分は下面に、用意したシロップをすべて塗る。

  32. 32

    一番下になるスポンジを回転台(なければお皿)にのせ、手順30のクリームを塗ります。

  33. 33

    空気が入らないように、真ん中になるスポンジを重ねます。

  34. 34

    チョコクリームを写真のように絞る。

  35. 35

    スプーンで隙間にチェリーコンポートをたっぷり詰める。

  36. 36

    一番上のスポンジを、空気が入らないように端からぴっちりと重ねる。上から軽く押さえる。

  37. 37

    はみ出たクリームをならす。

  38. 38

    クリームをたっぷりのせる。

  39. 39

    拡げるようにしながら薄くクリームを側面にも塗る。側面には上面から垂らすようにして塗り拡げる。後からきれいに塗りなおすので、ここではお化粧下地のつもりで。この後1時間以上冷蔵庫で落ち着かせると仕上がりがきれい。

  40. 40

    手順38、39の要領でもう一度クリームを塗る。

  41. 41

    残ったクリームを角が立つくらいまで泡立て、№8-8切星型口金をつけた絞り袋に詰める。■※絞る場所を、竹串などを使って印をつけることで、等間隔に絞ることができます。■

  42. 42

    クリームを絞る。■※写真では15cmの型なので8ヶ所に絞り出していますが、18cmの型の場合は10ヶ所がよいと思います。■

  43. 43

    削りチョコを真ん中にこんもりと盛り、好みでプードルデコールを振る。水気をしっかり切ったチェリーを並べ、好みでナパージュを塗る。■※ミントをあしらったり、チェリーの横にピスタチオを飾るなど、緑を入れると色合いのバランスがよくなります。■

コツ・ポイント写真は15cm丸型で作りましたが、分量は18cm丸型が作れる量です。(サワーチェリー缶の大きさに合わせてあります。1缶で2回作れます!)お子様用など、アルコールを控えたいときは、キルシュはシロップにだけ使い(作るときにキルシュも一緒に加熱すればアルコール分は残りません)、クリーム類のキルシュは使わないようにします。

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