サワーチェリーがたっぷり!ちょっとおとな味のケーキ♪ 細かい作り方とコツを載せてみました。このレシピの生い立ちとても好きなトラディショナルなケーキです。それぞれのパーツは基本的なものばかりです。昔から何度も作って気に入っているベストのパーツを組み合わせて作りました。自分用覚書きも含め、手順を詳しくしてみました。
- 【ココアスポンジ】
- 卵 3個
- 砂糖 90g
- 薄力粉 75g
- ココア 15g
- 牛乳 30g
- バター 30g
- 【シロップ】
- 湯 30ml(大さじ2)
- キルシュ 5ml(小さじ1)
- 砂糖 40g
- 【チョコクリーム】
- 生クリーム 90g(100ml)
- 砂糖 8g
- スイートチョコレート 30g
- キルシュ 5ml(小さじ1)
- 【チェリーコンポート】
- サワーチェリー 1/2缶汁 130g
- 実 75g
- 砂糖 10g
- コーンスターチ 10g
- 【クリーム】
- 生クリーム 180g(200ml)
- 砂糖 10g
- キルシュ 5ml(小さじ1)
- 【デコレーション】
- 削りチョコ 適宜
- プードルデコール(なかない粉糖) 少々
- サワーチェリー コンポート用の実から8~10個
- ナパージュ お好みで
- ミントかピスタチオ お好みで
作り方
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1
【スポンジを作る】卵は新鮮なものを使い、冷蔵庫から出して常温に戻しておく。耐熱容器に牛乳とバターを入れ電子レンジで加熱してバターを溶かす(600Wで約1分)。薄力粉とココアは合わせて3回ふるっておく。オーブンを160℃に予熱しておく。
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2
型の側面に分量外のバターを薄く塗り、分量外の小麦粉(強力粉の方が薄くつく)をはたいておく。底には敷き紙(または、ぴったりのサイズに切ったオーブンシート)をしく。■※側面は紙をしくよりも、ケーキの側面がきれいに仕上がります。■
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3
大きめのボールに卵を割り入れ、泡立て開始。ハンドミキサーの場合、始めは低速で。ほぐれたらだんだん高速にして泡立てる。
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4
全体がもったりしたら砂糖を加えてさらに泡立てる。■※じっとハンドミキサーを持っているよりも、ハンドミキサーをぐるぐるボールの中で回したほうが、キメが細かいしっかりした泡ができます。■
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5
もったりとして、たらすと「の」の字や「8」の字がかけるくらいになったらOK。泡だて器に持ち替えて、さらに混ぜてキメを整える。
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6
ふるった粉類を一度に加え、ゴムベラに持ち替えて、底からざっくりすくい取るように大きい動作で混ぜる。
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7
大体混ざったら、生地をひとすくい、牛乳とバターの入った容器に入れる。
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8
牛乳とバターと生地をゴムベラでよく混ぜる。
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9
ここでは泡がつぶれても構わないので、馴染むまでしっかり混ぜる。
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10
手順9の生地を、手順7のボールに入れて、底からすくうように大きく混ぜる。
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11
多少のまだらは残っても構わないので、混ぜすぎないように。用意した型に10~15cmくらいの高さから一度に流し込む。
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12
ボウルに残った生地は膨らみが悪いので集めて、
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13
型の真ん中を避けて、火の通りやすい型のフチ付近に入れておく。
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14
大きな気泡を抜くため5cmくらいの高さから型ごと2~3回落とす。■※何度もやると、かえって気泡が増えます。■
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15
160℃のオーブンで35分焼成。
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16
生地のまわりに少ししわが寄って型と生地の間に少し隙間ができ、弾力があったら焼き上がり。心配なら竹串をさしてチェック。焼き過ぎないようにします。
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17
型から出して冷ましておく。
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18
完全に冷めてから、上の盛り上がった部分を切り落とし、3枚にスライスする。(1~1.5cm厚さくらい)
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19
【シロップを作る】湯と砂糖を耐熱容器に入れ、600Wのレンジで40~50秒加熱。取り出したら混ぜて砂糖を完全に溶かす。荒熱が冷めたらキルシュを加えて混ぜる。(アルコール分をとばしたいなら、最初から加え、一緒に加熱する。)
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20
【コンポートを作る】使ったサワーチェリーはこの缶詰。使用するのはこの半量。実と汁とに分けておく。(飾り用のチェリーを取っておくのを忘れずに。)
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21
コーンスターチに砂糖を混ぜ、少しの汁で溶く。
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22
汁をすべて加えて鍋に移し、中火にかけてとろみをつける。
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23
■※量が少ないので過熱に注意。■
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24
とろみがついたら実を加えてざっくり混ぜる。■※あまり混ぜすぎると実が崩れるので注意。■
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25
混ざったらバットなどに移して冷ましておく。
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26
【チョコクリームを作る】チョコレートを湯煎にかけて溶かす。■※湯煎の湯は細かい泡がプツプツと出ている程度の温度で。沸騰していると、チョコレートが分離します。■
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27
生クリームに砂糖とキルシュを入れてごくゆるく泡立てる。 ■※筋もつかないくらいゆるいです。■
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28
溶けたチョコレートにクリームの半量を加えて混ぜる。■※一度に加えるとクリームの冷たさで、チョコレートが固まってしまい、まだらになってしまいます。■
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29
残りのクリームを加えて混ぜる。混ざったらそれ以上かき混ぜないようにする。№12丸口金をつけた絞り袋に詰めておく。 ■※混ぜすぎると、クリームがモロモロになり、口当たりが悪くなります。■
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30
【クリームを作る】生クリームに砂糖、キルシュを加えて、角が立たないくらいゆるく泡立てる。
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31
【仕上げ】手順18のスポンジの一番下になる部分は上面、真ん中になる部分は両面、一番上の部分は下面に、用意したシロップをすべて塗る。
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32
一番下になるスポンジを回転台(なければお皿)にのせ、手順30のクリームを塗ります。
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33
空気が入らないように、真ん中になるスポンジを重ねます。
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34
チョコクリームを写真のように絞る。
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35
スプーンで隙間にチェリーコンポートをたっぷり詰める。
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36
一番上のスポンジを、空気が入らないように端からぴっちりと重ねる。上から軽く押さえる。
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37
はみ出たクリームをならす。
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38
クリームをたっぷりのせる。
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39
拡げるようにしながら薄くクリームを側面にも塗る。側面には上面から垂らすようにして塗り拡げる。後からきれいに塗りなおすので、ここではお化粧下地のつもりで。この後1時間以上冷蔵庫で落ち着かせると仕上がりがきれい。
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40
手順38、39の要領でもう一度クリームを塗る。
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41
残ったクリームを角が立つくらいまで泡立て、№8-8切星型口金をつけた絞り袋に詰める。■※絞る場所を、竹串などを使って印をつけることで、等間隔に絞ることができます。■
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42
クリームを絞る。■※写真では15cmの型なので8ヶ所に絞り出していますが、18cmの型の場合は10ヶ所がよいと思います。■
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43
削りチョコを真ん中にこんもりと盛り、好みでプードルデコールを振る。水気をしっかり切ったチェリーを並べ、好みでナパージュを塗る。■※ミントをあしらったり、チェリーの横にピスタチオを飾るなど、緑を入れると色合いのバランスがよくなります。■
コツ・ポイント写真は15cm丸型で作りましたが、分量は18cm丸型が作れる量です。(サワーチェリー缶の大きさに合わせてあります。1缶で2回作れます!)お子様用など、アルコールを控えたいときは、キルシュはシロップにだけ使い(作るときにキルシュも一緒に加熱すればアルコール分は残りません)、クリーム類のキルシュは使わないようにします。