クラブは ‘club’ ではなく、蟹を意味する ‘crab’ です。鍋物用の安い渡りカニを使って、カニ身入りのチーズクリームを作ります。カニを剥くのに手間がかかりますが、満足できる一品に仕上がりますよ。
このレシピの生い立ち
昔、旅行中に南洋の島のホテルで食べた、豪華にカニ身が入ったクリーム・サンドウィッチを再現してみました。蟹漁が解禁になったのですが、やはり高いので、安い渡りカニであのサンドウィッチが出来ないだろうか、と閃いて工夫を重ねました。
材料
- 食パン(8枚切り) 4枚
- 渡り蟹 4肩程(約200グラム)
- ナチュラルチーズ(できれば2種) 40グラムほど
- ホワイトソース(自家製でも既製品でも) 100グラム
- 玉葱 小4分の1個
- 牛乳 大匙2
- 白ワイン 大匙1
- コンソメ(顆粒) 必要なら2つまみ位
- マヨネーズ 適量
- ポテトなどの付け合せ ご自由に
作り方
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1
下準備:玉葱は微塵切りにします。
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2
カニの準備:ハサミ以外と一番下の脚の水かきを切り取ります。(スープのだしにします。)
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3
ハサミと一番下の脚を切り離し、縦に切り目を入れて、胴体と共に熱したフライパンに投入します。
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4
赤くなってきたところで、返して、身が白くなってきたら、(ここまで約90秒)ワインをふって30秒ほど蒸します。
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5
皿などに上げ、竹串やカニスプーンを使って殻や筋が入らないように丁寧に白い身だけを取り出します。(辛抱強くね)
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6
200グラムで200円のパッケージからこれだけ集まりました。
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7
小鍋にホワイトクリームと牛乳を入れて弱火で混ぜながら温めます。塩気が足りなければコンソメを。滑らかになったら、玉葱も入れます。
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8
沸々してきたら火を弱めて、チーズを下ろし/刻みます。(ここでは彩を考えて、プレーンクリームとレッドチェダーです。)
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9
ソースが濃くなってきたところで、手順6のカニ身とチーズを入れて火を止めて、軽く和えます。
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10
隣り合った2枚のパンを開くようにして、片方に手順9のソースを、もう片方にはマヨネーズを延ばします。
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11
2枚を合わせて、軽く押えてから、オープントースターでこんがり焼きます。焼けたら、各辺の真ん中に楊子を刺して…
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12
×にザクッと切リ分ければ出来上がり。手順2と5で出たガラを4のフライパンに水を入れて煮て漉せばカニ味コンソメ玉子スープもできます。
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13
カニクリソースをチェッダーのスライスチーズとロールパンに挟んでみました。
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14
余りは炙ったバゲットに乗せてパセリを散らしてブルスケッタ風。
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(オマケ)ちなみにこちらが ‘club’ の、クラブ(ハウス)サンドウィッチです。様式はそのクラブで様々です。