長崎県の島原半島を訪れた方は食べた事があるかも知れない「島原具雑煮」。わが家に古くから伝わる味を紹介します。
このレシピの生い立ち
島原の乱のとき、一揆軍の総大将であった天草四郎が3万7千の信徒達と共に原城に籠城した際、農民達に餅を兵糧として貯えさせ山海の様々な具材とともに雑煮を炊き,栄養をとりながら約3ヶ月戦ったというエピソードがあります。
材料
- 鶏もも肉 4きれ
- ニンジン 1㎝
- ダイコン 1㎝
- 白菜 2枚
- ささがきゴボウ 5㎝程度
- 高野豆腐 1枚
- 切り昆布 一つまみ
- かまぼこ 4枚
- アゴだしの素 3~5g
- 薄口醤油 適量
- みりん 適量
- 塩 適量
- 餅 4個
作り方
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1
高野豆腐、切り昆布は水に戻し、高野豆腐は短冊に、切り昆布は食べやすく切っておく。
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2
鍋に調味料と餅以外の材料を入れ、ひたひたの水を加え火に掛ける。
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3
沸騰したらアクをトリながら数分煮る。材料が軟らかくなったら、調味料を加える。
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4
餅を加え、沸騰しない程度の弱火で餅が軟らかくなるまで加熱する。
コツ・ポイント
このレシピでは、油を使いませんので「炒める」という作業はありません。「すまし汁」のように、味付けをして下さい。濃い口醤油は使わないで下さい。