よもぎ香る大納言ロールケーキ

今回使用するのはこちらの乾燥よもぎ粉『手作り和菓子工房 よもぎ粉』

よもぎ粉はそのまま使用できません。（粉のまま使うとスポンジ焼成中に生地の水分を吸って固くなるため）

製品説明書では『お湯で戻し茶こしで濾して残った繊維を使う』とあるが、粉の大半が流れ出てしまうので次の方法で行う

ロールケーキを作る数時間前に乾燥よもぎ粉5gに牛乳20gを加えて浸しておく（総重量25g）

時間をおくとペースト状態になる。この方法だと粉が流れ出る事もなく、5g全てをスポンジに練り込ませることが可能（冷蔵厳禁）

ここからロールケーキのいつもの手順

バター10g、蜂蜜10g、牛乳20gを合わせ、レンジで30秒加熱して溶かしておく

薄力粉30ｇ、上新粉20ｇの計50ｇをよく混ぜ、ふるっておく

卵白120ｇにきび糖又は素焚糖45ｇを3回に分けて入れツノが立つまでメレンゲしておく。高速回転7分後、低速1分～1分半

このあたりでオーブン180度14分の余熱をスタートさせておく。

卵黄65ｇにきび糖又は素焚糖（以下きび糖で表示）30ｇを加え、湯せんしながら泡立てる

この卵黄ボウルは白くまったりするまで高速回転７分泡立てた後、牛乳で戻したよもぎを加え、低速で２分泡立てる

ここに＜９＞の卵白メレンゲボウルの１/３を入れて、さっくりと混ぜたあと、

＜８＞の薄力粉ボウルの粉を再度ふるい器で入れながら、さっくりと混ぜる

次に＜９＞の卵白メレンゲボウルの残り全部を加え、こちらもムラがなくなるまで、さっくりと混ぜる

ボウルから少量を取り、＜７＞の蜂蜜バター牛乳ボウルに入れて馴染ませたあと、

今度は元のボウルに再び戻し、手際よく全体をまぜる

クッキングシートを敷いた天板に

生地をそっと流し込んで表面をならし、少し高い位置から落として大粒気泡を取り除き180度14分焼く

焼きあがったら、縮をふせぐために高いところから落とし、

ラップを表面に覆い、粗熱をとった後、冷蔵庫で1時間以上冷やす

スポンジを冷蔵庫から取り出してラップをはがし、焦げ目をフォークなどで除いておく（うまくいけば、ラップとともにはがれる）

缶詰の＜大納言ゆでずき＞は２缶使用するが、一缶はクリームに混ぜ込み、一缶は粒をつぶさずケーキに包み込む

＜大納言ゆであずき90ｇ２缶＞ともに軽くほぐしておく（この缶詰に和三盆が入っている）

純度約42％に調整した純生クリームを160ml作っておく（※47%100mlに35％を60ml加えて約42％に調整）

これにきび糖16gを加え氷のはった二重ボウルのなかに入れて

泡立て器で9分立てまで一気に泡立てる

ゆであずきの一缶を入れよく混ぜる。豆が柔らかいのですぐに馴染む

クッキングペーパーに焦げをはがした面を上に置き、両端を斜めに切り落としたら、

＜大納言クリーム＞を約２/３の面にしきつめ、手前を少し高く盛っておく

手前から1/３あたりにもう一缶のあずき缶をしきつめたあと、

上からクリームを重ねて巻き込みの際に大納言がずれないようにしておく（クリームは多めにしているので余ったものはデコに）

あとはくるりんぱで巻いてクリームがはみ出さないように両端を輪ゴムでくくる

乾燥しないようにラップをかけて冷蔵庫で数時間、出来れば一晩寝かせすことで、なかのクリームを安定させる

表面を指でつついたときに固さを感じるほどに冷えたら冷蔵庫から取り出し、ラップをはがす

お好みの厚さに切り分けてください。火であぶった包丁で切ると切り口が綺麗です。

よもぎには普段摂取不足しにくいβカロテンやビタミンＫ、食物繊維などが含まれています。

よもぎの香りと大納言のこっくりした甘さがお口のなかに広がる『和』テイストならではの美味しさ

甘さ控えめなロールですが、ミネラル豊富なきび糖や素焚糖を使うことで旨みがプラスされています。

緑茶との相性はバツグン。ふんわり香るよもぎロール、年配の方だけでなく成長期のお子様のおやつにもぜひ！

乾燥よもぎ粉をクリームに使用した特選バージョンもございます。パータデコールの紋様入り

レシピID : 18397652

大納言を使った他のロールがいくつかございます。こちらは〝なごり桜のロールケーキ”

レシピID : 18161498

きな粉を使ったきな粉おはぎのロールケーキもございます。

レシピID : 19377203

大納言の美味しさを際立たせたお子様にも食べやすいバージョンもございます。

レシピID : 19364771