蕪がとろりと、鳥むね肉はつるんと柔らかく、片栗粉でとろみがついたお出汁も熱々で、優しい味。写真は取り分けた一人分です。このレシピの生い立ち20年ほど前に見た料理番組で紹介していた煮方です。材料の分量は、いつの間のか定着した我が家流。出汁のきいたとろとろ煮です。
- 蕪 3株
- 鶏むね肉 100g位
- 出汁(水とだしの素でも) 400cc位
- 酒 大さじ1
- 塩 小さじ1/2
- 醤油 小さじ1
- 片栗粉 大さじ1位
- 柚子の皮 少々
作り方
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1
かぶは皮をむいて、6~8に切る。かぶの葉もきれいなところを4~5㎝に切る。
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2
鍋に出汁を入れて、蕪だけ先に煮始める。蕪がおどらない程度の火加減で。
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3
塩、醤油、酒を加えて、蕪が柔らかくなる頃までことこと。その間に鶏肉の準備。
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4
鶏肉は7㎜程の厚みに削ぎ切りする。
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5
切った鶏肉に薄く片栗粉をつける。ビニール袋に入れてフリフリして付けて、余分な片栗粉をはたき落とすと簡単。
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6
だいたい蕪が煮えて来た頃、かぶの葉っぱを加える。このタイミングだと、出来上がりに葉っぱはしゃきしゃきです。
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7
葉っぱ柔らかい方がよければ、もう少し早く入れて下さい。
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8
最後に、鶏肉をひろげて出汁のなかに一切れずつ入れて優しく火を通す。
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9
鶏肉の片栗粉で、鶏肉はつるりん。お出汁にとろみがついてきます。
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10
すべてに火が通ったら出来上がりです。
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11
盛り付けたてっぺんにお好みで柚子の皮をちょっとのせて、香りよく。
コツ・ポイント火加減は弱火~中火。ことこと優しく煮ると、鶏肉も固くならずに仕上がります。鶏肉の片栗粉は余分につきすぎない方が仕上がりがきれいなようです。煮始めの出汁の量がずいぶん多く感じますが、後から加わっていくと、丁度よくなるみたいです。