自分で作ったハムの味は、格別ですよ!時間はかかるけど、思ったほど手間はかかりません。燻製は好みでしなくてもOKです。
材料
- 豚ロース 1kg
- 塩 50g
- 砂糖 15g
- 胡椒 大さじ1
- セージ 小さじ1
- タイム 小さじ1
- オールスパイス 小さじ1
- カルダモン 小さじ1
作り方
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1
脂肪の層が厚いようなら、5mmぐらいになるように切り落とし、塩とスパイスを合わせて肉の表面に擦りこむ。
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2
ポリ袋に入れて密封し、冷蔵庫で1週間寝かせる。2日目になると水分が出て来るので、水分だけ捨てる。1日に1~2回肉の上下を入れかえる。
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3
肉をたっぷりの水に浸し、時々水を変えながら、6時間ほど塩抜きする。肉の端を少し切り取り、焼いてから味見して、塩加減が少し薄いぐらいが丁度良い。塩抜きしたりないようなら、もう少し水にさらす。
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4
脱水シートで包み、半日程冷蔵庫におく。脱水シートがない場合は、キッチンペーパーを3重にして、時々新しいのに交換する。
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5
スモークする。大き目のダンボール箱を用意し、棒を1本渡しかけ、S字フックを刺した肉を吊るす。底にお菓子などの缶を置き、スモークウッドに火をつけて缶のなかに置いて蓋をする。このまま6時間ほど置く。
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6
スモークウッド。今回はオーソドックスな「さくら」を使用。アウトドアショップで、1本350円ぐらい。火をつけると、線香のように煙を出す。4時間で全部灰になる。スモークは風通しの良いベランダで。
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7
鍋にスモークした肉を入れ、水をたっぷり張る。中火で熱し、65℃になったら弱火にして、65~70℃を保つ。(温度が上がり過ぎる様なら途中火を止める)1時間経ったら、ハムを取り出し、氷水で冷やす。
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8
ハムの完成!スライスは、良く切れる包丁で、繊維に直角に。ちなみにこのナイフはウェンガー社製で、切れ味はぴかいち!
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9
出来あがったハムが硬い場合、原因は肉の鮮度にある場合が多い。信頼できる対面販売の肉屋さんで、ハムを造ると言って、鮮度と形の良いものを切ってもらうのが理想的。
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10
私は生協の産直豚肉を使ったので、1つ500gのとんかつ用のブロックだったが、形の良いものを買った場合は、燻製の前にたこ糸で縛ると丸いオーソドックスな形に出来る。
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11
ロース以外に腿肉でも同じ様に造れるが、腿肉はパサツキやすいので、初めての場合はロースで造るのが無難。
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12
このまま食べても美味しいが、煮込み料理に加えると、ブイヨンがいらないぐらい味が出る。
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13
保存は、冷蔵庫で1週間ぐらい。それ以上は、1週間で食べきれるぐらいのブロックに切り分け、キッチンペーパーに包んで、ポリ袋に入れて冷凍する。
解凍は冷蔵庫で。 -
14
燻製をしないで造る場合は、4~6の手順を飛ばす。