塩分控えめでやや甘めの食べやすい奈良漬けです。白瓜の旬は6月下旬から8月中旬頃です。
材料
- 白瓜(種を取る前) 10kg
- 塩 1kg(10%)
- 【粕床】
- 酒粕 6kg
- 焼酎(35度) 2合+1合
- 三温糖 2kg
作り方
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1
【1日目】綺麗に洗った瓜のへたを切り落とし、縦半分に切り、種を取り出す。
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2
瓜に分量の塩をまぶし、切り口を上にして樽に並べるようにして漬け込んでいく。(瓜半身に対し1握り位の塩をまぶす)
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3
落とし蓋をし重しを乗せる。重しは約2倍(20kg)。ほこりが入らないよう上から袋をかけます。一晩で水が上がります。
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4
【2日目】1日経ち、ひたひた以上水が上がったら瓜の切り口を下にして上下を入れ替えるように並べなおす。重しを軽くする。
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5
【3日目】瓜を取り出し、天日干しする。午前中切り口を上にし良く乾かし昼過ぎに裏返し2~3時間皮の色が変わらない程度干す。
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6
※新聞紙の上に干してもいいです。新聞紙がぬれたら新しい紙を重ねて使います。
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7
※3日後が天気でなければ、重しを軽くし天気を待つ。長く漬けすぎると水分が抜けすぎて薄い瓜になります。
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8
干した瓜はあら熱をしっかりとる。
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9
粕床の材料(酒粕・焼酎2合・三温糖)はよく混ぜておく。樽に漬物用のビニール袋を敷いて2cm位の粕床を敷いておく。
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10
よく冷ました瓜を軽くペーパーで拭き、粕取り焼酎1合にくぐらせ、粕床をまぶして漬ける。
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11
瓜の切り口を上にして並べ、粕床で瓜を覆うように、瓜と粕床を交互に詰めていく。
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12
余った焼酎は上からかけておく。
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13
空気を抜くようにビニール袋の口を閉める。冷暗所で保管し、1ヶ月後くらいから食べれる。
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14
完成!冷暗所で1年以上日持ちしますが、1~2年で食べきった方が美味しく召し上がれます。
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15
2年目綺麗なべっ甲色です。
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16
【本格的な奈良漬け】塩分1.7kgで漬け、1年経ったら粕を取替え同じ手法を繰り返す。3年経つとべっ甲色になります。